職場の人間関係での疲労感でうつ状態に
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上司のパワハラやもともとの私が持っていた精神的なもろさが合わさって、私はうつ状態になりました。出社拒否症にもなりました。
これから、同じ職場で仕事をしなくてはいけないことを考えると、日々が憂鬱でした。憂鬱だから余計仕事の効率が落ちますし、そうなるとパワハラ上司から見たら、無気力で仕事熱心ではない部下というレッテルを貼られます。
集中力が無くなり、記憶力も悪くなり、判断力も鈍りました。雑念と空虚な意識に支配されて、仕事のスピードも落ちました。あらゆることで脳が衰えていったのです。あきらかにストレスによって脳が疲弊してしまったことが原因です。
そうなるともっと上司は私を追い詰めます。無気力状態のうつ状態になっていたことは事実なため、叱責を受けてもいい返す言葉が私にはありませんでした。集中力、判断力がなくなったのは自分自身が悪いからだと思っていたからです。
上司が悪かったと同時に私自身が本当に情けなかった! 「給料泥棒!」とまで罵られても、給料を窃盗しているんだと私自身が思ってしまうのです。
この頃は最悪でした。頑張りたくても体も心もついてきてくれないのです。それでも義務感と責任感から、あれ以上出社拒否症にならずに、出勤し続けました。
いつか状況が変わることを祈って・・・・・。私は自分に自信がなくなり、職場の人間関係でも、同僚や後輩との会話もひどく気まずくなっていきます。指示する立場にいても強く言えないのです。
私なんかに指示されて偉そうにされることをムカつかれている・・・という被害意識が高まってしまいました。どうせ私なんかに・・・・、私だから迷惑だ・・・この思いが先に来てしまいます。
自信もなくなり、無気力で、ミスも増えてしまい、結果的に職場に迷惑をかけてしまう状況に陥ってしまいました。そんな自分が情けなく、やけ酒を飲んで忘れようとして、肝臓も壊してしまいました。
心も体も人間関係も仕事も全てがうまく行かず、私はグロッキー状態でした。ただここでとてもラッキーな事が起きました。一時的にパワハラ上司が異動することになりました。
仕事ができるという評判だった上司は、一時的にあるプロジェクトで、異動することに。私はほっと一息がつけました。でも、制限時間があるもので、私の未来は暗いものでしかなかったけれど。
嫌な人間が職場から消えてくれたおかげで、少し余裕が出てきたとはいえ、うつ状態は改善されません。ほっとしたことはとても私にとって有りがたかったし、もし上司の一時的異動がなければ、うつ病となって休職にまで追い込まれていたことは確かです。
うつ状態は一向に上向かず、仕事のミスも多く、いい加減に私に切れる同僚も出てきました。周りとの人間関係構築の余裕がなかったため、彼らとの意思疎通が十分でなかったことが大きいと思います。
上司のパワハラでコンディションが崩れていたと思っていた人たちも、うつ状態が続いて、人間関係も満足に築けなくなっている私(本当におかしくなっていました)に、もともと「上司に怒られて当然」という陰口をいう人も出てきました。
これに私は物凄くショックを受けました。私も職場の皆と仲良くやりたい気持ちはとても強かったです。でも、やり方がわからなくなっていました。脳に霞がかかっていたと思います。もしかしたら、私はうつ病になっていたのかもしれません。
なぜかというと、うつ病になると、人間関係が億劫になって、脳に霞がかかって、人間関係を普通に築けなくなるそうです。私はもともと人間関係に不安を感じていたけれど、最低限のやり取りはできていました。
でも、それすらできなくなっている私である事実を突きつけられた時、私はやばい、どうにかしないと、私はぶっ潰れてしまう危機感を持ちました。
それまでだって自己啓発セミナーに参加したり、自己啓発書を呼んだりして、自分自身を変えようと努力してきたけれど、その時期以降は、私という存在そのものを根底から変えていかないといけないと思いました。つまり、心理療法による治療法です。
まずは私のうつ状態をどうにかしないといけない。パワハラ上司がいないにもかかわらず、職場の同僚とうまくいかなくなっている事実は、奴が帰ってきたら、確実に「会社員的死」を意味することははっきりしていたからです。
毎日ストレスで憂鬱で仕事も満足にできない自分へのストレスと申し訳無さで、自分で自分を責めていました。とにかく苦しかった。半分うつ病になっていた私は、自分を何とかしないと確実に終わることだけは悟ってました。
そこで私が目をつけたのが催眠療法です。いじめのトラウマも大きく関係していることはわかっていたため、潜在意識からトラウマを取り除きたかったのです。
暗示の力でうつ状態も治したかったし、絶好の心理療法だと思いました。潜在意識に関係する本も同時に読みました。これらが成功するにはまだまだ時間がかかったのですが、ここで行動を起こしたことは本当に良かったです(催眠療法には幻滅しましたが)。
この頃私は趣味も楽しめなくなり、テレビを見ても全く面白く感じなくなっていました。酒を飲んで寝ることだけが私の幸せでした。しかし、アルコール依存症一歩手前にまでなってしまったため、もし私が精神的なダウン状態が改善されなければ、心もぶっ壊され、体も壊れて、重度の精神障害、身体障害にもなっていたかもしれません。
今こうして解決できたことは私にとって奇跡的なことです。一歩間違えたら、私は地獄行きの船に乗って、三途の川を渡っていたのです。
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